昔から、この季節に心身に降り注ぐ曲がある。
特に今年は
無性に聴きたくなる事がよくある気がする。
吉井さんの詞は、
目を閉じれば、情景が広がるものが多くて、
たちまち目の前に広がるその世界に
トリップして心酔できるのが癖になる。
『セルリアの丘』は
どんよりした大きな空と
柔らかい新緑の美しい
先の見えない程の広い丘が
目の前にただただ広がり続け、
気付けば、
中盤から入ってくる
美しいピアノの旋律に導かれるように、
いつしか、
しっとりとした露に濡れる緑に包まれる
深い明るい森に入り、彷徨い歩き続け…
ただ苦しいんだけど、
ずっとその中で溺れていたいような、
何とも知れない痛みに、
変な心地良さを感じ抜けられなくなってしまう。
モーガン・フィッシャーさんのピアノが
感情を揺さぶって、
何ともたまらない気持ちになります。
THE YELLOW MONKEY 『セルリアの丘』
【3rd Al『jaguar hard pain』8番目収録曲】
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